’98年の骨移植後、左右の下腿(膝下)に長さの違いが。。。
これは治してもらおう。脚延長術で。

圭の足のこと Part1
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2001-12
12 脚延長のための高位脛骨骨切り術
bone
腓骨の移植手術から丸3年が経った。
最後の右足報告(圭の足のことPart1)からは1年8ヶ月。

その後右足に異常は起きていないが、今日はまた手術をした。右足膝下が左足より約4cm短くなってしまっているので脚延長術で長さを揃えるための準備手術。

脚延長術
→骨の再生を利用して毎日少しずつ切った骨の間隔を開けていき、長さを揃える方法。1日で約0.5mm〜1mmの延長が可能らしい。

この手術では、移植骨の上の残った脛骨部分を切り、イリザロフ創外固定器という器械をつけた。
レントゲン写真を見ると、元々あった脛骨部分のみではなく、1999年12月に疲労骨折し太く再生した移植骨にも大きなボルトが刺さっているのがわかる。立派に再生してくれたものだね。

レントゲン写真では器械がごてごてついているが、実際はこんな感じ。足に直接刺さっているのは太いボルトが4本、太いワイヤーが8本くらいだ。

と報告したのだけど、この太いワイヤーは一見足から8本突き出ているが、実は骨を通して「貫通」していたらしく、本数としては「4本のワイヤー」というのが正しい。


この頃の日記
21 脚延長開始

wrench今日から脚延長が開始された。とはいえ、やることは簡単。1日に朝夕2回、創外固定のねじを4つほど、180度ずつ回すだけ。
患者によっては延長が進むにつれ痛みを訴える人もいるらしい。圭は痛くならなきゃいいな。無事さくさくと4cm延びてくれますように。
この頃の日記
2002-01
17

現在、脚延長開始後28日目。毎日1mmずつ延ばしているので28mm延びたことになる。

今現在のレントゲン写真を見てびっくり。切った部分に隙間がっ!。。。当然である。この隙間が28mmなのだ。

延長前 延長後 この画像ではわかりにくいけれど、実際のレントゲン写真では骨の隙間はすでに薄い膜で繋がっており、骨の中心部分からも上下に小さな繊維が伸び出している。
まだ延長の途中なので今後約1cm延長は続く。

延長終了後、この隙間が完全にふさがりその部分が骨として固まるまで半年、あるいはそれ以上の月日がかかる予定だ。この頃の日記
31

脚延長終了

日で40mm分の脚延長が終了した。毎日毎日、朝・晩と続けていたレンチ回しが終了である。

やったやったー。ご苦労様>自分

あとは、広げた骨と骨の隙間が埋まるのを待つだけです。リハビリを頑張って、足首の関節が伸びてしまわないようにストレッチ運動、骨の再生を活発にするための加重運動を張り切ってやろう。

この頃の日記

2002-02
15 ばい菌感染・退院予定延期

足に刺さっているワイヤーの刺し傷の周りが痛み出していることに気がついた。
たいしたことではないだろうと思いつつも、すぐ主治医に診てもらえるようにと連絡をお願いしたけれど、 主治医がきてくれるまで実に不安で長い時間が流れた。

傷を見た主治医はすぐさま「ばい菌に感染している」と診断。即座に点滴と傷の洗浄作業が始められた。

点滴は朝晩2回、30分ずつの短いもの。しかし問題はこの「傷の洗浄」。添付画像のような巨大注射器を使用し、ワイヤーの刺し傷へワイヤに沿わせて傷深くまで差し込み、中に洗浄液(この時点ではゲンタシン入り生理食塩水)を注入するのだ。 それでなくても化膿して痛みを持っている傷。そこに管を突っ込むというのだから激痛この上ない処置だった。

朝晩の点滴と同じく、この洗浄もこれから「毎日」続けられるという。考えただけで憂鬱だった。
翌週、23日土曜日には退院する予定であったが、非常に厳しい状況になってきた。

けれど、ばい菌で化膿したといっても普通の抗生物質が効くばい菌であれば(痛いけど)消毒洗浄作業を続けていればじきに治まるだろう。

あのMRSAさえなければ、 何も怖いことはない。この頃の日記
26

退院前日、ばい菌再発

23日の予定だった退院日は予想通り延期になってしまった。 とはいえ、3月2日には神奈川へ帰る飛行機のチケットをとっているから、27日退院予定ということにしていた。傷の化膿は幸い治まりつつあった。そうこの日までは。。。

傷の化膿は大分治まっていた。激痛洗浄も昨日で終了していた。しかし、この日はなんとなく右足がおかしい。久しぶりに松葉杖で歩き回っているから疲れたのかな。でもこんなことでくじけてたら退院したあと はもっと大変だ。気合いいれていかないと。
明日退院ということで、友人たちにもメールでそのことを報告しまくっていた。

夜、主治医に最終確認として化膿した傷を見てもらった。見た途端、主治医から「また化膿してる」の診断を受けてしまった。そう、ばい菌が復活していたのだ。足が気になっていたのはこのせいだった。

主治医に明日の退院は却下されてしまった。 飛行機のチケットはキャンセルした。 おまけに! 激痛消毒&朝晩点滴再開。はぁ。。。

ばい菌を持っている傷に刺さっているワイヤーは、この2日後に抜いてしまった。骨に貫通しているワイヤーなのに、麻酔も何も無しにペンチでぐいっと。割と簡単に抜けちゃった。けれど、骨の中を何かが通った感覚がわかって妙な感じだった。この頃の日記

2002-03
1

MRSA感染

今日用意された点滴は、いつもの薬と違っていた。それをみて圭は愕然とした。
それはMRSA用の薬だったから。

そう、いったん治まりながらもしつこく再発したばい菌は「MRSA」だったことが発覚。リハビリも中断することになった。リハビリにより筋肉に傷がつくと(筋トレとはそういうもの)、MRSAがさらに活発に活動するからという理由。

延長した骨はリハビリで荷重運動をしたほうが早い再生が望めるのだけれど、こうなったらしかたない。 MRSAが元気になっちゃうと困るモノね。この頃の日記

19 MRSA撤退

毎日の点滴および激痛消毒により、 とうとう傷からMRSAは消滅した。バンザイ! リハビリも再開です。ガンガン荷重運動をして、延長骨を一刻も早く再生させなくちゃっ!
この頃の日記
29

血まめ発生

リハビリをしていたら、どうもまた以前化膿していた傷が気になった。普段は創外固定ごと包帯で覆われているから、簡単に傷を見ることはできない。

ベッドに戻ってもやっぱり傷が気になるから包帯をかき分けて傷のあたりをのぞいてみた。するとびっくり!ワイヤーを抜いて化膿も治まりふさがった傷が、巨大な血まめ状態になっていた。なんだこりゃ?

さっそく主治医へ連絡してもらうようにお願いしたと同時に、自分でも携帯で写真を撮り主治医へ送った。

翌日、さっそく主治医がやってきた。血まめをつぶし、消毒。原因は不明。
この頃の日記

2002-04
2 MRSA再発

先日の血まめからMRSAが再発見されたことを報告された。壊滅していなかったのだ。

というか、治ってふさがった傷の内側からMRSAによる化膿が再発するとはどういうことだろう?足の中にMRSAがいるということか?

また点滴&激痛消毒の再開。一体いつまで続くんだろう?MRSAはいつ消えてくれるんだろう?
この頃の日記
8 傷がふさがっても意図的に穴をあけ中を洗浄

消毒を続けていると、また化膿は治まり傷はふさがりかける。しかし、今回は「足の内部から発生したMRSA」だということで、ふさがった傷はさらにメスで切り開かれ、洗浄が続けられた。

←ちょっとコワイ写真です。コワイモノ見たさの人だけ、クリックしてください。キモい拡大画像が表示されます。

この頃の日記
25 持続洗浄・ピン抜き手術

洗浄は続けられ、傷の表面は治る気配はあるものの、足内部の穴(ワイヤーが刺さっていた穴)はふさがる気配がない。 このままでは埒があかない、と同時にMRSAが骨にまで達するのを避けなければいけない。骨にMRSAが到達し、また以前のように骨髄炎になってしまったら、今度こそ足を切断することになるかもしれないと主治医に言われた。主治医から初めて「切断」という言葉を聞いた。

それを避けるために下された判断は、以前骨を移植したときに使用した骨のボルト2本を抜いてしまおうということだった。きっとここにMRSAが隠れているんだろうという、医師たちの見解だ。少しでも疑いのあるモノは取り除こうということらしい。

ということで、 本日はその手術。同時に骨が骨髄炎になっているかどうかの検査もしたが、幸いそれはなかった模様。

この頃の日記
2002-06
6 創外固定抜去

ピン抜きを行ってから、傷の化膿は発生しなくなった。骨の再生を速めるため、リハビリも頑張ったけれどMの再発はなし。 あとは骨の再生を待って、創外固定を取り外すばかりだ。

しかし、骨の再生は途中リハビリ中断などが影響したのか、思ったより進まなかった。 いや、それでも通常(?)よりは格段に早い再生ぶりだったと思うのだけど。

そしてようやく本日、創外固定を取り外した。まるまる半年、おいらの足の支えになってくれていたイリザロフくん、お役目ご苦労様でした。
創外固定の取り外しに使う道具は、まるで大工道具。
ボルト回しでボルトを回し、ニッパーでワイヤーを切り、ペンチでワイヤーを抜く。
そうそう、ボルトの1本は自分でくるくる回していたら抜けちゃったんだっけ。。。
取り外した創外固定。

こんなもんを半年以上足につけていたんだなぁ。

何キロあるんだろう?
でも重さを感じたことはなかった。
お役目ごめんのイリザロフくんと、
無事延長が終わり長くなった右足。
この頃の日記
15 経過良好・退院

無事、脚延長は終了しました。4cm足の長さが長くなりました。

当初、3月に一度創外固定をつけたまま神奈川に帰り職場復帰して、延長骨が固まった頃、創外固定を取り外しに札幌へ戻ってくる予定だったけれど、 MRSA再発等の問題でそれができなくなった。

しかし逆に考えるとそのおかげで無事に脚延長が終了するまで、主治医に直接診てもらうことができたのだった。こんなに安心できることはない。

もし神奈川に一度戻って来ている間に傷が化膿していたらどうなっていただろう?そう言う意味ではラッキーだった。

すべては無事終了したから言えることですね(笑)

今後、おいらは曲がらない足首と筋力のない足を持って日常生活へ戻ります。これ以降は日常生活がリハビリ運動ということで、頑張っていくしかないです。

どうもありがとう。お世話になりました>Dr.すちゃらか
この頃の日記
圭の足のこと Part1
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